2023年10月定期
受験地:神戸 受験者: 外航商船
<航海>
・レーダの距離と方位どちらが精度が良いか及びその理由
・レーダの水平ビーム幅とは何か、また映像拡大効果とどう関係があるか
・水平ビーム幅は一般に何度か、それによる映像拡大効果の誤差はどれくらいか
・オートパイロットの調整機能にはどのようなものがあるか
・海図と灯台表の光達距離には、どんなものがあるか
・地理学的光達距離の眼高について地理学的光達距離の式を述べよ
・電波標識にはどのようなものがあるか
・航海計画で、日本の港入港前にある区域で一時的な工事のために錨泊の禁止、侵入の禁止等の措置の情報がとられている場合、どのように入手することができるか
<運用>
・一般的な復原力曲線をホワイトボードに記載せよ
→横軸縦軸は何か。
→復原性消失角はどこか
→GMはどこか
→貨物が横に移動して傾いた状態で静止して いる場合、この復原力曲線はどうなるか
→復原力曲線と横軸で囲まれている部分は 何か
→船が傾いた場合のGZをホワイトボードに書いて説明せよ
→自由水がある場合この曲線はどうなるか
・冬の代表的な気圧配置は
・日本ではどのような風が吹くか
→なぜそのような風が吹くのか
・シベリア高気圧はどのような高気圧か
・日本にどのような天気をもたらすか
・シベリア高気圧の背が低い理由
・梅雨前線について知っていることを述べよ
・梅雨前線の発生理由、 前線のどこで雨が降るか
・なぜ小笠原高気圧は夏に勢力を増すのか
・単錨泊中に風が強くなるとどうなるか
・アンカー中振れ回りを抑える方法を挙げよ
・アンカー中振れ回りから風が強くなった場合、どのように走錨するかホワイトボードに書いて説明せよ
・走錨した場合の対処方法について
・浅水影響について知っていることを述べよ
・浅水影響は喫水が一般的にどれくらいから顕著 になるか。 また顕著になる場合は他にどんな場合か
・UKCは一般的にどれくらい必要か
<法規>
(海上衝突予防法)
・視界制限状態の航法について、規定されている内容
・狭い水道等について、規定内容
(海上交通安全法)
・巨大船が通報しなければならないこと何を、いつ通報するか
・巨大船以外で通報しなければならない船舶について
・航路外待機を指示される場合、どんな時か
(港則法)
・VHF無線電話の情報聴取義務船舶について
→そのエリアはどこか
・4パターン見合い関係の図をホワイトボードに描いて、航路航行船と航路外航行船(GT違う)について、どちらが避航船かどうか
→視界制限状態ではどうか
(海事六法問題)
・船内飲酒についての規定、何をしなければならないのか
・日本の領海はどれくらいか。また領海の範囲が通常と異なるのはどこか
2023年7月定期
受験地:横浜 受験者:2名
<航海>
・レーダー干渉を除去する方法を説明せよ
→除去原理を述べよ
・AISの原理及び特性を説明せよ
・ホワイトボードに世界地図を描き日本からのブラジルへの航路を4個記載し説明せよ
→スエズ運河、パナマ運河、ドレーク海峡を航行するときの考慮事項を挙げよ
・大圏航路及び集成大圏航路について説明せよ
→日本からシアトルへの航路を想定した大圏航路及び集成大圏航路を書け
・海外の水路書誌を挙げよ
→Radio Signalには何が記載されているか
・3本の位置の線で定誤差がある場合、どのようにして船位を求めるか
<運用>
・同調横揺れについて説明せよ
・パラメトリック横揺れについて説明せよ
・入港前から着岸まで、行うことについて全て説明せよ
・CPP船の操船上の特徴は何か
・大洋航海中、折損事故が発生する原因を説明せよ
・G0Mの計算方法を述べよ
・浅水影響について述べよ
・海水域から淡水域に入った時の排水量の求め方を説明せよ
・海賊海域を航海する準備、または航海するときの注意事項を挙げよ
・背の高い高気圧・背の低い高気圧とは何か
→移動性高気圧について説明せよ
→何故発生するか
→特徴は何か
・地衡風及び傾度風について説明せよ
・高層天気図における、気圧の谷及び尾根を説明せよ
・乾燥断熱減率と湿潤断熱減率について説明せよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・安全な速力について
・狭い水道等において
・視界制限状態において、他の船舶を自船の正横より前方に音響信号を聴いた船の航法を述べよ
・視界制限状態において、航海中・錨泊中が判別出来ない船舶はどのように判断するか
→その音響信号は何か
(海上交通安全法)
・海難が発生した時どうするか、本法と施行規則両方述べよ
・第3条第2項について説明せよ
(港則法)
・第17条で後進している船舶が防波堤等の右側から航行するとき大回りにするか小回りにするか
・追い越しが出来る場合の航法について説明せよ
(海事六法問題)
・船首隔壁より前方に危険物を積載してはならない船舶は
・感染症地域から帰ってきた船に対して船舶所有者ができること
2023年7月定期
受験地:横浜
<航海>
・レーダーの偽像の種類を挙げよ
→第二次掃引偽像とは何か
・レーダーで物標映像が映るための条件とは何か
・インド洋の季節風・海流を説明せよ
・避険線とは何か
→ECDISのNo Go Areaは何を考慮して決めるか
・パイロットチャートには何が記載されているか
・クロスベアリングに含まれる誤差の種類を挙げよ
→定誤差と偶然誤差に含まれるものは何か
<運用>
・復原力に関する完成図書を挙げよ
・GMが航海中に減少する理由を述べよ
・自由水影響でGMはどのように変化するか説明せよ
・着桟する際の速力は何を考慮するか
・UKCを説明せよ
→どのようなことを考慮しUKCの値を決定するか
・航海中に気象情報はどのように入手しているか
・高層天気図から地上図の低気圧の発達予想を説明せよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・視界制限状態の航法について
(海上交通安全法)
・航路外待機の指示について
(港則法)
・港の境界外においても適用される規則について
・港内速力について
(海事六法問題)
・可燃性ガス検知器等について
2023年7月定期
受験地:神戸
<航海>
・レーダー偽像の種類を挙げよ
→サイドローブ偽像とは何か
→何マイルレンジに現れるか
→メインローブはどれくらいの距離届くか
→メインローブとサイドローブの違いを説明せよ
・南太平洋の地図と海流をホワイトボードに図示し海流を説明せよ
→熱帯低気圧と霧はどこに発生するか
→発生要因を説明せよ
→低気圧のルートを説明せよ
・南極還流のスピードはどのくらいか
→そのスピードになる理由を述べよ
・河川の航海計画を実施する際考慮する事項を述べよ
<運用>
・GZを図示し説明せよ
・GZが大きくなると重心が上がる理由を説明せよ
・梅雨前線とは何か説明せよ
→発生要因を述べよ
→梅雨前線のどのあたりに雨が降るか
→雨が降る範囲はどれくらいか
→梅雨は二種類あるが説明せよ
→梅雨明けとは何か
・太平洋高気圧とオホーツク高気圧を説明せよ
→太平洋高気圧が張り出す要因を述べよ
→偏西風は北上要因を挙げよ
・航行中後方から強風を受けた際に考慮するべき事項を挙げよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・9条においてあらゆる視界の状況で適用される項目を挙げよ
→第9条で視界の適用を分けている理由を述べよ
(海上交通安全法)
・中ノ瀬航路を緊急や工事以外で航行しなくて良い場合を挙げよ
→中ノ瀬航路の水深はどれくらいか
→中ノ瀬西方域の航法を説明せよ
(港則法)
・危険物船が入港し荷役するためにはどのような手続きが必要か
→危険物船が錨泊するのに必要なことは
・調理用プロパンガスを積む場合、陸上から積む場合と船から積む場合と積む数量に応じてどのような手続きが必要か
→3万トン積む場合も手続き不要かどうか
(海事六法問題)
・海賊行為について
2023年7月定期
受験地:名古屋
<航海>
・レーダーの多重反射、第二次掃引偽像について説明せよ
・GPS誤差要因の種類を挙げよ
・航海計画をする上で考慮すべき事項を挙げよ
・クロスベアリングによって生じた誤差三角形の処理を説明せよ
・ARPAについてターゲットの表示方法、ベクトルには何があるか。
・天測時における誤差には何があるか。
・アジマスミラー、アジマスサークルの使い方を説明せよ
・ジャイロエラーの測定方法を述べよ
<運用>
・復原力はBallastとLaden状態でどのように変わるか
・大気の安定、不安定を説明せよ
・高層天気図の種類と利用方法をそれぞれ述べよ
・断熱減率とは何か
・台風が日本付近で停滞する理由を述べよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・分離通行方式の航法について
(海上交通安全法)
・水島航路と備讃瀬戸北航路の交差部の航法について述べよ
(港則法)
・名古屋港における北、東、西航路の優先関係を述べよ
(海事六法問題)
・雇い入れを開始、終了または変更する際に誰がどこに何を提出するか
2023年7月定期
受験地:博多
<航海>
・レーダーの2次掃引偽像の発生要因及びどのような偽像か説明せよ
・GPS信号の誤差の種類を挙げよ
→衛星の位置による誤差は何で表されるか
・天体を同時観測時の注意点を挙げよ
・避険線を設定しさらにそこから十分安全距離をとる場合はどのような場合が考えれるか
・推薦航路通行時に考慮すべき事項を挙げよ
<運用>
・航海中にGMの減少を概算する方法は
・ローリング周期の式を述べよ
・ローディングコンピューターはどのように使用しているか
・高層天気図および地上天気図における気圧の谷はどこに生じ、どのような影響が予想できるか
→上空の気圧の谷が地上天気に及ぼす影響を述べよ
・航行中に強風を船首方向から受ける場合の注意事項を挙げよ
・JISとAC14アンカーの把駐力係数はどれくらいか
→錨鎖の把駐力係数はどれくらいか
・バラスト航海時の喫水はどの程度が適切か
→満載に対して約何%か
→トリムはどの程度か
<法規>
(海上衝突予防法)
・分離通行帯に入り、または分離船を横切ることができる場合はどのような場合か
・40条他の法令による航法等について
(海上交通安全法)
・漁ろう船が適用除外となる航法の規定は何があるか
(港則法)
・港則法で定める航路における追い越し信号について
・予防法における追い越し信号は実施できるかどうか
(海事六法問題)
・安全承認版を取り付けられたコンテナの安全性を保持するための点検頻度について
2023年7月定期
受験地:名古屋 受験者:外航船員
<航海>
・GPSの誤差は何があるか
・レーダー偽像について
・多重反射、第二次掃引偽像について述べよ
・クロスベアリングによって生じた誤差三角形の処理について述べよ
・ARPAについて
・ターゲットの表示方法、ベクトルには何があるか
・天測時における誤差には何があるか
・アジマスミラー、アジマスサークルの使い方を述べよ
・ジャイロエラーはどうやって測定するか
<運用>
・復元力について
・高層天気図の種類と利用方法を述べよ
・バラストとレイデン航海ではどう違うか
・断熱減率とは
・大気の安定と不安定とは何か
・台風が停滞する理由を挙げよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・分離通行方式について航法を述べよ
(海上交通安全法)
・水島航路と備讃瀬戸北航路の交差部の航法について述べよ
(港則法)
・名古屋港における北、東、西航路の優先関係はどうなっているか
(海事六法問題)
・雇い入れを開始、終了または変更する際に誰が何を提出するか
2023年7月定期
受験地:大阪 受験者:内航船社
<航海>
・AISとレーダーの違い、 AISの原理と操船中でのメリット、デメリット
・大圏航法について説明せよ
・集成大圏航法について説明せよ
・大圏航法で制限緯度を設けるのはなぜか
→大圏図からどのように転記する?
<運用>
・フェーン現象を乾燥断熱減率、湿潤断熱減率と言う言葉を用いて説明せよ
→フェーン現象はどこで発生するか
・船が傾いてGMがマイナスの状態をグラフでホワイトボードに図示せよ
・自分が乗船した船のGMはどの様に確認したか、社内ルールはあるか
・舵を切った時の船の傾きをホワイトボードにて説明せよ
・旋回時の外方傾斜がおさまって一定になる理由は何が原因か
<法規>
(海上衝突予防法)
・海上衝突予防法で他の法律に準用されるものは?
(海上交通安全法)
・海上交通安全法で航路外待機がある場合を説明せよ
→船の種類、状況、航路毎について
(港則法)
・港則法の指定港とはどこの港か?
(海事六法問題)
・ 無害航行権について
2023年04月定期
受験地:高松
<航海>
・レーダー設置時にまず初めに何を調査するか
→「最大探知距離」「最小探知距離」「方位分解能」「距離分解能」は何によって決まりますか
・IMOで定めているARPAの性能基準を説明せよ
・GPSの測位原理を説明せよ
・GPSの精度を確認する方法を述べよ
<運用>
・Free Board Markを図示せよ
・自由水影響がGMに与える影響を説明せよ
・UKCは何を考慮して決定するか
・海図の水深の精度はどの程度の誤差か
・地上天気図と高層天気図の違いについて
→高層天気図の種類とそれぞれの使用目的を説明せよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・予防法で定められているあらゆる視界の状況について説明せよ
・あらゆる視界の状態の条文(第何条と見出し)を全て挙げよ
・第15条の航法について、適用されない場合を挙げよ
・予防法で規定されている黄色の灯火を表示している船舶を全て挙げよ
(海上交通安全法)
・航路外待機を指示される航路をすべて挙げよ
・来島海峡航路で航路外待機を指示されるのはどのような場合か
→来島海峡通峡時の汽笛信号を説明せよ
・浦賀水道航路で航路外待機を指示されるのはどのような場合か
(港則法)
・港の境界外でも適用される港則法の規則をすべて挙げよ
・廃棄物を投棄してはならない範囲はどのように規定されているか
・港長が指示・決定できる条文を全て挙げよ
(海事六法問題)
・無害通航権について
2023年2月定期
受験地:横浜
法規→航海→運用→六法
<航海>
・レーダーでの距離分解能は物標をどのように分ける分解能か
→距離分解能に影響を及ぼすものは何か
→2物標がどれだけ離れていたら2物標として探知できるか
→実際の乗船船舶の方位分解能はどれくらいだったか
→方位分解能に影響を及ぼすものは何か
・南太平洋付近の海流を図示せよ
→南太平洋の熱帯低気圧の進路を説明せよ
→どの季節に発生しやすいか
<運用>
・船体が水平時と傾斜時の断面図を図示せよ
→その図にてGMを説明せよ
→浮心とは何か説明せよ
→自由水影響がある場合の変化について説明せよ
・梅雨はどの気団が関係しているか
→その気団の特徴を述べよ
→停滞前線のどこに雨が降るか
・ブロッキング高気圧の発生要因を説明せよ
→偏西風波動のどちら側にできるか
・荒天から脱出するための順走について説明せよ
→順走中はどのような危険があるか
→ラーチとブローチングの違いを説明せよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・9条の狭い水道等における航法の中で、視界制限状態にも適用される条文を挙げよ
・避航の優先順位を定めた条文はなぜ視界制限状態で適用されないか
・狭い水道等において、船舶と漁労に従事している船舶の航法はどのような航法か
・漁ろうに従事している船舶が安全な通行を妨げてはならないとはどのような意味か
(海上交通安全法)
・前日の正午までに通報を受けた海上交通センターは本船に対して何を指示することができるか
(港則法)
・海難時に誰が何をしなければならないと規定されているか
(海事六法問題)
・無害通航権について
2022年10月定期
受験地:高松
<航海>
・乗船時レーダーについては最低限何を調査及び確認するか
→最大探知距離・最小探知距離・方位分解能・距離分解能はどんな要素で影響を受けるか
→シャドーセクターや偽像に影響する構造物はどのようなものがあるか
・UKCとは何か説明せよ
→UKCを決定する際、どのような要素が必要か
・海図記載の水深の誤差はどれくらいあるか
・潮汐表による標準港の時間、潮汐高さの誤差はどれくらいか
・GPSの位置精度を確かめる方法を挙げよ
<運用>
・Freeboard Markを図示せよ
・海流の発生要因を説明せよ
→インド洋の海流の概略を述べよ
・高層天気図を説明せよ
→どのような種類があるか
→等高線の他に何が書かれているか
→高層天気図からどのように低気圧の発達、進路を予想するか
→船ではどのように天気図を取得しているか
・「ASAS」の略称について述べよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・予防法で定められている視界の状況を述べよ
→「あらゆる視界の状態」における条項は何項か
・レーダーについて述べられている条項を全て述べよ
・予防法で規定されている「黄色の灯火」を掲げる船舶を全て挙げよ
(海上交通安全法)
・来島海峡航路入航前、西航東航問わず、北流か南流によって事前に当直者が考慮すべき事項を述べよ
(港則法)
・港則法の適用範囲を述べよ
・「航路の保全」で「みだりに・・・廃物を捨ててはならない。」とあるが、その範囲は
(海事六法問題)
・無害通航権について
2022年10月定期
受験地:名古屋 受験者:外航船社
<航海>
・レーダーの偽像をすべて答えよ、また生じる理由を偽造毎に述べよ
→どのようにレーダー偽像かどうか確かめることが出来るか、偽像ごとに説明
・日本からアメリカ西岸へ大圏航法で航行するときに、関係する気象海象及び海流について、実際どのようなコースラインを引いていたか
・クロスベアリングをしたときの誤差三角形でどこに自船の位置をとるか
・ECDISの避険線はどのように入力していたか
・ECDISでのレーダーのオーバーレイシステムについて、どのようなときに使用し、どのような利点欠点があるか
・天測計算をする上での誤差要因となる要素を全てあげよ
<運用>
・船体の動揺周期が波の影響で良くないとき、どのような方法で解消するか
・船でどのような気象情報を参考にしていたか
→高層天気図及びインターネット、波浪図、海流図、ウェザーニュース、船会社で使用している最適航路システムにいて詳しく説明を求められた
・500hpaの高層天気図において分かる事を答えよ
・本船の前方にVLCCが近距離で航行しているとき本船にどのような影響を及ぼすか
・本船が小型船・大型船追い越す際に与える影響について
・遭難船舶の救助方法について、具体的に方法を順序だてて説明を求められた
・最適航路システムはどのようなシステムを使用して行っているか
・船体に与える風圧面積の影響(PCCとコンテナ船について聞かれた)
<法規>
(海上衝突予防法)
・予防法において、視界制限状態における航法を答えよ
(海上交通安全法)
・備讃瀬戸北航路と水島航路の関係について全て答えよ
(港則法)
・関門航路における航法について全て答えよ。(早鞆瀬戸における航法、奥洞海・若松航路での航法等の説明を求められた)
<海事六法問題>
・検疫を受ける前の通報事項を答えよ
2022年4月定期
場所:仙台
<航海>
・レーダーの方位誤差を生じる要素
→大型船のレーダービーム幅は何度か
・GNSSの種類を挙げよ
→人口衛星の時計はどのような仕組みで動いているか
→GPS電波を使用しているが、その前は何が使われていたか。
→GPSの測位原理を説明せよ
・CCPRの正式名称を述べよ
→CCRPは何か
→CCPR通常どこに設定されるか。
・航程線の航法の種類を挙げよ
→平均中分緯度航法が使えない条件とは何か
→真中分緯度航法ではなく平均中分緯度航法を使う理由を述べよ
・VTSの役割は何か説明せよ
<運用>
・航海中にGMが減少時を挙げよ
→自由水影響でGMが減少する理由を図示して説明せよ
・操縦性指数を説明せよ
→操縦性指数を知るための試験の種類を挙げよ
・スパイラル試験と逆スパイラル試験の違いを挙げよ
→逆スパイラル試験のスパイラル試験より有利な点は何か
・波浪図に記載されている情報を述べよ
→有義波高を説明せよ
→実際に見える波は有義波高の何倍程か
・気圧の日変化とは何か
→なぜそのようなことが起こるか
→日変化が崩れる時はどういった時か
・任意座礁時に考慮する点を挙げよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・8条の衝突を避ける動作について
・15条の横切り船の航法について
・横切り線の航法が適用されない場合について
・34条の操船信号、警告信号は船がどのような視界状況時でどのような状況で行うのか
・36条の注意喚起信号は船がどのような視界状況時でどのような状況で行うのか
(海上交通安全法)
・3条の避航等について
・11・12条の航法について
・京葉シーバースに向かうときの行先信号について
・特殊船とは何か
(港則法)
・汽船等とは何か
→汽船等の航法について
・工事作業船の灯火及び形象物を挙げよ
・小型船とは何か
→小型船の航法について
・国土交通省令で定める船舶交通の著しく混雑する特定港はどこか
・指定港、指定水域とは何か
・特定港の航路の航法を4つ説明せよ
(海事六法問題)
・国際陸上施設連結具を備え付けることの規定について
2022年2月定期
受験地:横浜 受験者:2名
<航海>
・ARPAにおける対水安定及び対地安定とは何か
・IMOで定められているARPAの性能基準を説明せよ
→追従性やベクトルを安定させるためにどのような処理が行われているか
・GPS位置は実際の位置からどの程度の誤差があるか
→誤差の種類を挙げよ
・GPSとDGPSの違いを説明せよ
→DGPSでは先ほど述べたGPSの誤差の中でどの誤差の修正データを送っているか。
・GPSの測位制度を示すものを何と呼ばれているか
→DOPを説明せよ
・2物標を測定するクロスベアリングにおいて、偶然誤差を含んだ場合の誤差界について図示せよ
→誤差界の数式を述べよ
→3物標を測定する場合のクロスベアリングにおいて、偶然誤差以外の誤差には何があるか
・北太平洋及び南太平洋の海流を図示し、それぞれの名称を述べよ
・インド洋における夏季と冬季の海流を図示し、それぞれの名称を述べよ
・インド洋で台風が発生する時期及びその進路を述べよ
<運用>
・静的復元力及び動的復元力とは何か説明せよ
→計算式を述べよ
・自由水影響とは何か説明せよ
→自由水影響によって船体重心Gが移動するが、そのGはどのように移動してメタセンタMに近づくのか
→GG0を計算するのに何の要素が必要か計算式から説明せよ
・二船間の吸引作用及び反発作用について図示せよ
・余裕水深を決定するのに考慮すべき事項は何か
→自身が実際に計算した方法で余裕水深を計算せよ
・貴社での港内における余裕水深に関する規定を述べよ
・風浪とうねりの違いは何か
・浅海波、中間波、深海波を説明せよ
・津波を説明せよ
・高層天気図を説明せよ
・高層天気図の種類とそれぞれの高度及び使用用途を挙げよ
→500hPa等圧面天気図において、低気圧の発達をどのようにして予測するか
<法規>
(海上衝突予防法)
・あらゆる視界の状態における船舶に適用される規定を述べよ
・第9条の航法を全て述べよ
・予防法でレーダーに関して記載のある航法を述べよ
・第7条第3項の中で規定している不十分なレーダー情報とは何か
(海上交通安全法)
・航路外待機指示をされる航路はどこか
→どのような場合に航路外待機を指示されるのか
・浦賀水道航路及び中ノ瀬航路において航路外待機を指示されるのはどういう場合か
→浦賀水道航路及び中ノ瀬航路を航行する前に、海上保安庁長官に事前通報しなければならないのはどんな船舶か。
・「巨大船等」には何の船舶が含まれているか
・海上保安庁長官が巨大船等に指示できることは何か
・進路警戒船の灯火及び形象物は何か
(港則法)
・「みだりに・・・・してはならない」の語句で規定される条文を全て挙げよ
・港長が指示や決定を行える条文を全て挙げよ
(海事六法問題)
・海賊行為の定義
2022年2月定期
受験地:大阪 受験者:外航船社
感想:試験管が優しく、問題も難しくなかったとのこと
<航海>
・FTCとSTCとは何か述べた上でACとSTCの違いについて述べよ
・天測に関し位置の圏の曲率の誤差について述べよ 漸長緯度航法と漸長図の特徴及び利点欠点について述べよ
<運用>
・スパイラル試験について述べよ
・追い波で航走中の危険性について述べよ
・フェーン現象について述べよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・他の船舶が湾曲部にて見えない時の操船信号を行う可否について理由とともに
(海上交通安全法)
・ 指定海域とは何か
(港則法 )
・指定港とは何か述べよ
〈海事六法問題〉
・沿海区域を規定してる法律名と条文を述べよ
2021年10月定期
受験地:大阪 問題2名分
<航海>
・電波は何故マイクロ波のパルス波なのか
・偽像の種類について
・第二次掃引偽像の計算方法
・曲率誤差とは何か
・天測での天体の選び方を説明せよ
・漸長緯度航法の利点と欠点 大圏航法の利点と欠点を挙げよ
・大圏航法の航路の引き方について
<運用 >
・船体傾斜の力関係をグラフで説明せよ
・GM曲線のGMがマイナスのグラフを図示せよ
・自由水影響について
・フェーン現象について
・偏西風と温帯低気圧の関係について
<法規>
(海上衝突予防法)
・湾曲部の操船信号の可否について
・衝突予防法第7条の衝突のおそれ
(海上交通安全法)
・来島海峡航路について
・ 航路外待機がかけられる時は
→その船は、海域は?
・指定海域とは何か
(港則法)
・港則法で追い越し可能な航路は
→また、追い越しできるのはどのような場合か
・ 汽艇等とは何か
・ 小型船の定義について
・ 小型船の航行法について
(海事六法問題)
・危険物の種類の記載場所
・衝突したときの所有者の責任
2020年10月定期
受験地:大阪 受験者:外航船社
<所感>
法規に関して、条文を正確に答えるという事は無く要点を掴んで説明するのみであった。
<航海>
・直近に乗船していた本船のレーダーの種類(メーカー 等)
・Dock 等でレーダーを新替えした際にどの様な点に注意するか
・レーダーの偽像の種類とレーダースコープ上の現れ方
・GPS が二台とも故障した場合どの様な対応をとるのか
・恒星略図を使用しての一等星の方位の推定方法。(試験官より緯度、時間等々の条件を示され、計算後渡された紙に星座名と方位を記載)
・浅水海域航行時に於ける注意事項
・推薦航路使用時の利点と注意事項
<運用>
・岸壁着岸時に風潮流以外に考慮すべき要因
・ブロッキング高気圧とは何か、発生要因と日本近海での例
・沿岸、挟水道航行中に他船と衝突しそうになった場合のアンカーを使用しての避航方法
<法規>
(海上衝突予防法)
・喫水制限船と漁ろうに従事する船との間で衝突の恐れが発生した場合、どちらの船が衝突を避けるための動作取らなければならないか。またどの規定が適用されるか
(海上交通安全法)
・航路内の灯標、浮標は航路を示す以外にどの様な目的に使用されているか
・海交法の規定が除外される船の種類は。またどの規定の履行が免除されるか
(港則法)
・港則法の境界外で当該法が適用される項目。また乗船していた船で適用されていたものは何か
・追い越しの禁止が適用除外されている航路及び追い越す際の要件は何か
(海事六法問題)
・蛍光塗料を使用しなければならないと定められている規定について
2020 年 7 月定期
受験地:横浜 受験者:外航船社と内航船社
<所感>
・2名で受験。回答につまるとヒントを出しつつ、誘導していただいた。 試験開始前に最近乗船していた船の詳細を確認された。
法規については、法規の問題の前に、法律の問題なので正確に回答してくださいと言われた
<航海>
・レーダーの偽像の種類を述べよ。鏡反射及び、二次掃引偽像は具体的にどのように表示されるか
・クロスベアリングの定誤差について述べよ
→誤差はどのように示されるか、誤差を小さくするにはどうするか述べよ
・大洋航海の航海について、考慮する事項を述べよ
・GPS 誤差の種類を述べよ。DGPS とは何か。どのような誤差が修正されるか
→GPS の 精度を示す指標を述べよ
・クロスベアリングをしたときに船位が誤差三角形の外側にくる場合について述べよ
・河川航海の航海計画立案について、考慮する事項を述べよ
・海水比重の変化による喫水変化について述べよ
<運用>
・船体計算強度について、荷重曲線、せん断力曲線、曲げモーメント曲線の関係について述べよ
・ Z 試験とはどのようなものか述べよ
・外洋波浪図を配布され、外洋波浪図の記号等の説明
・有義波高とは何か
・台風の定義
・台風の発生地域別による名称など
・復元力曲線について述べよ
・スパイラル試験について述べよ
<法規>
・海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法における安全な速力はどのようなものか
・港長の権限を挙げよ。
<海事六法問題>
・国際船舶が所有しなければならない条約証書の種類について
2020 年 4月定期問題
受験地:大阪 受験者:外航船社
<航海>
・レーダーの偽像の種類を述べよ。また二次、三次掃引儀像の原因を詳しく述べよ
・ARPA のロストターゲットした時に鳴るアラームの種類
・ARPA で捕捉可能なターゲット数。
・天測(計算の流れと、星の見つけ方)
<運用>
・復原力曲線に関して
・気象 FAX で取れるデータに関して
・乗船経験がある船の荷役方法
・船体に穴が開いて、浸水した時の対応
・コンスタントとは何か。
<法規>
(海上衝突予防法)
・予防法 9条8項(狭い水道等) “船舶は、障害物があるため他の船舶を見ることができない狭い水道等のわん曲部その他の水域に接近する場合は、十分に注意して航行しなければならない。” その他はどこの事か?
(海上交通安全法)
・海上交通安全法 航路航行義務がない船舶は?
(港則法)
・港則法 追い越し可能な航路名
六法の使用する問題はなし
2020年4月定期
受験地:横浜 受験者:2名(航海訓練所・外航船社)
<航海>
・航海計画(立案時間10分)。立案後、航海計画説明。
→東京湾沖 ・バシ海峡〜シンガポールでの航進目標、変針点、避険線、NGA設置、漁船群への注意を特に考慮
→季節的な気象(台風、潮流や季節風)の影響
→航路周辺の輻輳状況(大型船、漁船等)
→演習海域や海賊発生海域など注意項目あれば
・レーダー偽像の種類とPPI上での表示の仕方
・AISの表示内容と操船の際の便利な点
・GPSの原理とGPS測位の誤差 初めて入港する場合の注意点
<運用>
・浅水影響 側壁影響について、ホワイトボードで説明せよ
・波浪図に記載ある情報、高層天気図それぞれの天気図の使用用途
・スラスター使用上の注意 タグ使用上の注意
<法規>
(海上衝突予防法)
・横切り船の航法について(予防法、海交法、港則法) 追越し船の航法について
・狭い水道等の規定内容
・予防法の一般法
(海上交通安全法)
・交通法の操船信号と、予防法との違い
・喫水制限船の灯火形象物 予防法に規定のある信号について
(港則法)
・港則法での追越し規定は?例外はどこの航路か?
(海事六法問題)
・作業言語はどこに記載しなければならないか?
2019 年 10月定期
受験地:神戸 受験者:内航船社
<所感>
最初に乗船履歴が聞かれ、その後試験開始。試験は法規、運用、航海の順で質問を受けた。
法規に関しては、法規定まで覚えるようにとの事。かみ砕いた内容ではダメ。法規定まで覚える事との事。(要するに六法をまるまる覚えろとの事)
<航海>
・レーダーの偽像の種類を述べよ。また白板を使用して説明。
・レーダーにおける対水速力、対地速力に関して
・太平洋の潮流に関して(内地からシドニー向けの航路において順番に影響を受ける潮流につい
て)
・大西洋の潮流に関して
・避険線の設定方法に関して。本船、コースライン、避険線、危険物を白板書いて説明
<運用>
・GZ Curve に関して (白板を使用して説明)負の時の GZ curve の作図
・船体の動揺周期に関して
・大気の安定、不安定に関して
・救助操船方法に関して 有効なターンを全て答え詳細を説明せよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・左転禁止について
・横切り船の航法について
(海上交通安全法 )
・水島 ・伊良湖水道航路の航法について
・中の瀬航路に関して (航路一方通行に関して)
(港則法)
・雑種船に関して
・航路航行義務 禁止事項に関して
(海事六法問題)
・基線に関して (了解及び接続水域に関する法律)
・無害通航権に関して(海洋法に関する国際連合条約)
2019年7月定期
受験地:横浜
<航海>
・レーダーの偽像を全て挙げよ
→第二次掃引偽像とは何か
→この偽像を引き起こす電波の異常伝播について説明せよ
・レーダープロッティングをする際の誤差要因とは何か
・他船の動向を取得する際にAISとレーダー情報での違いを説明せよ
・水平ビーム幅はどれくらいか
・GPS以外の測位システムを挙げよ
→GLONASSとGPSの大きな違いは何か
・航程線の航法の種類を挙げよ
→中分緯度航法について説明せよ
→真中分緯度航法と平均中分緯度航法の違いと利点及び欠点を挙げよ
・六分儀の誤差で、低高度気差とは何か
<運用>
・静的復原力曲線を図示し説明せよ
→GMはどこにあるか
→風圧モーメントを追記し、予備復原力示せ
・タグボートを使用時の注意事項について
→本船その場回頭時のタグの船尾押し・船首引きの違いは何か
・霧の種類を述べよ
・移流霧について説明せよ
・霧の定義について述べよ
→海上濃霧警報の基準について
・潮汐表でマイナスになる場合があるのはなぜか
・火災が発生時の対応について述べよ
<法規>
(海上衝突予防法)
・漁ろうに従事している船舶とはどのようなものか
→灯火・形象物は何か
・衝突を避けるため動作はどのようにしなければならないか
・第34条について説明せよ
・操船信号と警告信号の違いは何か
・追い越し信号はどのような時にどのように行うか
・あらゆる視界の状態における船舶に適用される規定は何か
(海上交通安全法)
・第3条について述べよ
・来島海峡航路の航法を説明せよ
・姉ヶ崎に入港する場合の信号はどのように行うか
(港則法)
・第18条第1項の規則について述べよ
→第2項に出てくる船舶はどのような船舶か
→適用される港はどこか
→それらの港について除外区域はどこか
→第3項のマストに表示すべきものは
・港則法で航路をもつ港を全て挙げよ
(海事六法問題)
・AISの電源を常に入れておかなければならないが、これを落としても良いのはどのような場合か(船員法施行規則)
2019年4月定期
受験地:大阪 受験者:外航船社
<所感>
試験時間は、約 90 分。 身体試験の終了後、口述試験に関して、航海、運用、法規合わせて 10 問を出題する旨説明 あり。
<航海>
・側壁影響、バンククッション、二船間の相互作用について
・新造船のレーダ据付時の注意事項について
・レーダの距離誤差について
・集成大圏航路について
→制限緯度に路等圏航路の特徴をホワイ トボードに図示して説明せよ
<運用>
・狭水道航行時の避険線について
・珊瑚礁海域の航法について
<法規>
(海上衝突予防法)
・船員の常務について
(港則法)
・停泊地の指定について
(海事六法問題)
・自動操舵設備について
2019 年 2月定期
受験地:横浜 受験者:2 人(外航船社)
<航海>
・航海計画
チャートをそれぞれ渡され、発地から着地までの航海計画(コースライン、予想される気象・海象、その他あらゆる考えられる事象)を口頭で説明。10 分間考える時間を与えられた。
(A) シンガポールから台湾までの航海計画
(A)
・AIS の説明及び ARPA との違い
・GPS の即位原理、DGPS、スペクトラム拡散
(B)
・レーダーの偽像について
・天文航法(位置決定に関する誤差など)
(B)沿岸航海の航海計画(架空の海図で日曜の朝 9 時と指定あり)
<運用>
(A)
・Z 試験について
・荒天航海について(スラミングなど)
・乗船履歴及び荷役の問い(メインは LNG 荷役)
(B)
・スパイラル試験、逆スパイラル試験について
・地上天気図、高層天気図について
・乗船履歴及び荷役の問い(バルク及び自動車船荷役)
<法規>
(海上衝突予防法)
(A)
・追い越し船(13 条)について
・狭い水道(9 条)について
(B)
・横切り船(15 条)について
・喫水制限船について
(海上交通安全法)
(A)
・海上交通安全法での追い越しについて
・来島海峡航路の航法について
(B)
・海上交通安全法での横切りについて
・瀬戸内海(備讃瀬戸、宇高、水島航路の航法)について
(港則法)
(A)港則法での追い越しについて
(B)港則法の航路の航法
(海事六法問題)
(A)女子船員の労働について
(B)航海日誌の記録について